インプラントの材料

以前のインプラント

現在、日本国内には様々なインプラントメーカーが存在しています。初期の頃はブレードタイプといわれる板状の形をしたものや、バスケットタイプという中空構造をしたインプラントが存在しました。また、人工サファイヤで出来ているのものなどもありましたが、強度が弱く破折しやすいことや、骨への結合力がなく骨吸収が生じてしまうなどの問題があったために現在では使用されなくなりました。

現在のインプラント

現在のインプラントの形状は、ネジのような山のついたスクリュータイプと、ネジの螺旋構造のないシリンダータイプが主流となっています。それぞれに、力の応力の具合、骨との結合面積などまだまだ課題があるものの、以前のも音は比べ物にならないくらい機械的な性質は向上しています。そのため、以前のインプラントのような破折や脱落といったトラブルが減り、現在ではいかに良い状態でインプラントを使用していくのかが課題へと移り変わっています。

インプラント材料

インプラントの材料

以前は人工サファイヤを使用していたインプラントですが、骨に結合することがなく、機械的な強度も高くないという問題がありました。しかし、チタンが骨に結合することがわかり、機械的強度も十分であることが確認されたからは、チタン製のインプラントが主流となっています。各種メーカーは、チタンの性能を最大限に発揮しようと研究を進め、各社が独自に十分な機能を発揮できるような材料を開発しています。その主な種類としては、純チタン、チタン合金、チタン・ニッケル合金、ジルコニアなどがあります。純チタンとチタン合金に関しては、骨への結合能力が高く機械的性能も十分です。チタン・ニッケル合金は結合力がやや劣るものの、形を作りやすく、形状記憶などの性質もあります。

インプラントの表面処理

インプラントの表面は直接骨に触れ、結合する大事な部分です。各種インプラントメーカーは、結合する面積の増加や結合能力の向上を狙って、インプラント体の表面に様々な加工を施しています。主な処理方法は、サンドブラスト処理、酸処理、酸化処理、機械的研磨になります。近年では歯の表面にハイドロキシアパタイトをコーティングして、インプラント体と骨の結合を早めようとしたものもあります。