虫歯の進行速度について

虫歯の進行

虫歯の進行速度

検診やレントゲンで最初に小さな虫歯が確認された時、それは既に長い間口腔内で気づかれぬまま進行し続けていたことを意味しています。つまり、虫歯による歯の損傷進行が始まったところから臨床上でわかるようになるまでに長い時間がかかっているということです。この間は虫歯の進行を止めたり治癒させたりすることが最も簡単な時期になります。これらが成功すると虫歯は完全に消失します。

しかし、この時期に虫歯になりやすい状況を継続してしまうと損傷はさらに大きくなります。通常の食事は虫歯の誘発性が低いため信仰が穏やかであるが、頻回な炭水化物の摂取をするなどは急速に進みがちです。また、損傷が大きくなってきて、歯面に齲窩を形成してしまうと進行速度は速くなりがちになってしまいます。

進行速度が速くなる因子

虫歯の進行速度が速まる因子として重要だと明らかにされたものがいくつかあります。

1,年齢
2,初期虫歯の存在
3,歯面

1,年齢については、虫歯の進行は若いほど速いようです。初期の虫歯が1年間でエナメル象牙境から象牙質外層まで進行するのを観察した研究では、平均値(中央値)は約8年かかっています。そこからさらに象牙質の厚みの1/2を超えるまでに3,4年かかりるとありました。これを年代別に割合をみてみると、20~27歳では11%、16~19歳では18%であるのに対し、12~15歳では33%と最も大きな数値であったようです。
2,初期虫歯の存在については、初期病変が多いほど個々の病変が進行するリスクが高まるようです。
3,歯面については上顎第二小臼歯の遠心面では速く、上顎第一大臼歯では遅かったとあります。ただ、これらの歯面の違いによる進行速度のちがいについては解明されていません。

なるほどやっぱり予防は必要

長い潜伏期間とも言うべき期間を経て虫歯は発見されます。この潜伏期間中の虫歯であれば治癒するということ。進行するほど加速して損傷していくことなどを考えると、潜伏期間中に何かしらの処置を講ずることが重要であることがお分かりかと思います。そして、潜伏期間は見た目で確認が出来ないことから、虫歯があるかもしれないことを想定して本格的に予防しておくことが重要になります。また、初期虫歯は治療するべきではありませんが、処置はされるべきです。つまり、早期に診断されて出来るだけ早く気づくことが重要です。新しい虫歯は口腔内環境が局所的もしくは全体的に問題が生じている兆候になります。そして、歯がその兆候に耐えられない段階にきていることを知らせてくれるものです。